日中や夕方、大規模な地震が東京に発生した場合、早期に起きた阪神大震災や、
震源地が農山村部だった新潟県中越地震では回避された未知の混乱が生じると懸念されている。

それこそが「帰宅困難者(帰宅難民)問題」である。東京の昼間人口、つまり通勤・通学者、
買物客などが集まる時間帯の人口は、夜間人口(常駐人口)よりもはるかに多い。
大地震によって交通機関がマヒした場合、パニックが予想されるほど多くの人たちが
帰宅困難者となってしまうのだ。
★帰宅距離10キロ以内がボーダーライン
それでも、とにかく徒歩で帰宅しようとする場合を考えてみる。
人は一晩でどのくらい歩けるものなのか?「東京における直下地震の被害想定に関する調査報告書」
で出されている帰宅可能率によると、
自宅までの帰宅距離が
10キロ以内の人は徒歩帰宅が可能で、
20キロ以上になると翌朝までの徒歩帰宅は困難ということのようだ。
★帰宅困難者心得10か条(東京都)
①慌てず騒がず、状況確認
②携帯ラジオをポケットに
③つくっておこう帰宅地図
④ロッカー開けたらスニーカー(防災グッズ)
⑤机の中にチョコやキャラメル(簡易食料)
⑥事前に家族で話し合い(連絡手段、集合場所)
⑦安否確認、ボイスメール(災害用伝言ダイヤル)や遠くの親戚
⑧歩いて帰る訓練を
⑨季節に応じた冷暖準備(携帯懐炉やタオルなど)
⑩声を掛け合い、助け合おう